「バレットジャーナル」という言葉を聞いたことはあるけれど、何から始めればいいのか迷っていませんか?
バレットジャーナルは、箇条書きを基本とした自由度の高い手帳術です。
使い方に正解はなく、自分でレイアウトを決めて日々のタスクや予定、目標などを記録していきます。
しかしその自由さゆえに、「どのノートを選べばいいの?」「どうやって書き始めれば良いの?」と悩む初心者も多くいます。
本記事では、バレットジャーナルの意味から、実際のノートの選び方、基本的な構成と書き方、さらには長く続けるためのコツまでをわかりやすく解説しています。
誰でも今日から始められるように、シンプルかつ実践的な情報をまとめました。
初めてでも安心して始められる「自分だけの手帳術」、このガイドで一緒にスタートしてみませんか?
バレットジャーナルとは?初心者でも始められる手帳術

バレットジャーナルとは、箇条書きで記録するシンプルなノート術です。
予定・タスク・目標などを一冊にまとめて、日々の生活や思考を整理できます。
自分でレイアウトを決められる自由度の高さが特徴で、日記・手帳・ToDoリストを一つにまとめたい人に人気です。
市販の手帳のようにフォーマットが決まっていないため、自由にカスタマイズできます。
しかし、それゆえに「何から始めれば良いのかわからない」「凝ったページが作れず挫折した」という声もよく聞かれます。
ですが、バレットジャーナルは凝ったデザインを作ることが目的ではなく、「自分にとって使いやすい手帳を作る」ことが本質です。
基本に立ち返れば、誰でもすぐに始められます。
次のページからでも再スタートできる柔軟さも、長く続けられる理由です。
バレットジャーナルに使うおすすめノート
バレットジャーナルに使用するノートに決まりはありません。
罫線、方眼、無地など、どのタイプでも自由に使えます。
ただし、継続的に使うことを考えると、耐久性があり開きやすいノートを選ぶのがおすすめです。
公式サイトでも「長く使い続けるために、品質とサイズにこだわるべき」と記載されています。
最初の1冊は、少しこだわったノートを選ぶと愛着が湧き、継続につながります。
特に人気があるのは、以下の2ブランドです。
ロイヒトトゥルム1917(LEUCHTTURM1917)
公式バレットジャーナル版も販売されており、ページ番号やインデックス付きで初心者にも使いやすい構成です。
モレスキン(Moleskine)
デザイン性が高く、紙質も滑らか。万年筆やジェルペンでも裏抜けしにくいのが特長です。
バレットジャーナルの基本構成と書き方
バレットジャーナルは、最初の数ページにいくつかの基本要素を記入してからスタートします。この章では、基本的な構成要素であるINDEX・KEY・ログについて解説します。
INDEX(目次)の作り方
INDEXは、ノートの冒頭数ページに設ける目次のページです。
ページ番号と項目を対応させることで、後から記録を見つけやすくなります。
例えば、「10ページ:マンスリーログ」「15ページ:ウィッシュリスト」といったように、必要に応じて更新していくスタイルです。
INDEXを作ることで、バレットジャーナル全体が一層使いやすく整理されます。
KEY(キー)の設定方法と意味
KEYは、バレットジャーナルにおける記号のルールです。
たとえば、以下のように記号で内容を区別します。
- 「・」タスク
- 「×」完了済み
- 「→」移動したタスク
- 「○」イベント
- 「-」メモ
KEYを統一して使うことで、視認性が上がり、自分だけの整理法として機能します。
初心者はまずシンプルなKEYから始めて、必要に応じてカスタマイズしていくのが良いでしょう。
ログやリストの基本的な使い方
バレットジャーナルでは、ログ(記録)とリストを活用して情報を蓄積していきます。
最初に作成するログの例としては、以下のようなものがあります。
- フューチャーログ(年間予定)
- マンスリーログ(月間予定)
- デイリーログ(その日ごとの予定・記録)
これらのログは、自由にページを割り当てて書けるため、自分の生活スタイルに合わせて構成できます。
先にINDEXに記録することで、後から振り返る際も便利です。
バレットジャーナルを書く前にやるべき準備
バレットジャーナルを始めるとき、ノートを手にした瞬間から何かを書き出したくなる気持ちは自然なことです。
しかし、いきなり書き始めてしまうと、途中で方向性を見失い「何を書けばいいのか分からない」と感じて挫折する原因になりがちです。
実際にノートを作る前に「自分にとってこのノートは何のためにあるのか?」という目的を決めておくことが非常に重要です。
そして、その目的に沿った中身を先に考えておくことで、ノート作成がぐっとスムーズになります。
何のためにバレットジャーナルを使いたいのかを明確にする
まず最初に考えるべきは、「このバレットジャーナルで何を管理したいのか」という目的です。
たとえば以下のような目的が挙げられます。
- 予定管理やToDoをひとつにまとめたい
- 自分の習慣や感情を記録して整えたい
- 読書記録や欲しいものリストなど趣味に活用したい
- 頭の中の整理・思考の可視化をしたい
目的が明確になれば、どのようなページが必要か自然と見えてきます。
自分に必要なページをリストアップしておく
次に、その目的に合わせてノートに入れたいページをあらかじめリストアップしておくと、ノート作りに迷いがなくなります。
たとえば
- 年間ログ(Future Log)
- 月間ログ(Monthly Log)
- 毎日のタスクリスト(Daily Log)
- ウィッシュリスト
- 睡眠トラッカーや気分記録
- 習慣トラッカー(Habit Tracker)
- メモページや思考整理用のブレインダンプページ
これらはすべて、自分の目的に応じて選んでいけばOKです。
最初から完璧に揃える必要はなく、「必要になったら後から追加する」ぐらいの感覚で構いません。
優先順位をつけて、順番を決めておく
バレットジャーナルはページの順番を自分で決められることが強みですが、だからこそ最初にある程度の構成を決めておくと進めやすくなります。
- 最初に書く:INDEX、KEY(基本構成)
- その次:年間・月間ログなどのベースページ
- あとは自分のライフスタイルに合わせたカスタムページ
後からページを挿入しても構いませんが、「ノートの最初は何を書く」と決めておくだけで、書き始めるハードルが下がります。
バレットジャーナルを続けるコツと挫折しない工夫
最初から完璧な構成を目指そうとすると、いつまでたっても書き出せません。
バレットジャーナルは「完璧なノートを作る」必要はありません。
バレットジャーナルは「必要に応じて追加・修正できるノート」です。
まずは自分にとって必要な項目をざっくり決め、書きながら調整していけば大丈夫です。
途中でページが空いても、デザインが気に入らなくても気にせず、次のページから再スタートできます。
凝った見た目にこだわりすぎず、まずは記録を残すことを優先しましょう。
行き詰まった時は、原点である「箇条書きとシンプルさ」に戻ると、再び書く意欲が湧いてきます。
まとめ
バレットジャーナルは、自分の思考と生活を整理する強力なツールです。
自由度の高さゆえに、最初は戸惑うかもしれませんが、基本を押さえて始めれば誰でも続けられます。
ノート選びから書き方、記録の工夫まで、少しずつ自分のスタイルを見つけていきましょう。
失敗しても、次のページからやり直せるのがバレットジャーナルの魅力です。
自分だけの手帳術を楽しんでください。
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