バレットジャーナルは「自分に合った方法で予定や思考を整理できるノート術」として、世界中で人気を集めています。
市販の手帳と違い、フォーマットが決まっていないため、自由度が高く、日々の予定管理からライフログ、アイデア整理まで幅広く活用できます。
その一方で、自由すぎるがゆえに「何から始めれば良いのか」「どのページを最初に作れば良いのか」と迷う人も多いのではないでしょうか。
この記事では、バレットジャーナルの基本的な構成の中でも特に重要な「インデックス(目次ページ)」に焦点を当て、役割や作り方、便利に活用するコツを紹介します。
ノートを自分らしく使いこなし、長く続けるための第一歩として参考にしてください。
バレットジャーナルのインデックス(目次)とは
バレットジャーナルにおけるインデックスは、ノート全体の「地図」といえる存在です。
バレットジャーナルでは、全てのページにタイトルとページ番号を付けます。
ノートの冒頭に数ページを割き、そこに作成したページのタイトルとページ番号を順番に書き足していきます。
インデックスがあることで、過去のログやコレクションを探す時間が短縮され、必要な情報にすぐアクセスできます。
特に長期間ノートを使い続ける場合、インデックスがなければ後から振り返るのは困難です。
目次をしっかり作っておくことが、バレットジャーナルを続けやすくする大切なポイントです。
インデックスの作り方|基本の手順

インデックスはバレットジャーナルを始める際に、最初に用意しておきましょう。
一般的にはノートの最初の2〜3ページを空けてインデックスページにします。
ページ番号が印字されていないノートを使う場合は、自分でページ番号を振ることが前提になります。
書き方はシンプルです。
作成したページにタイトルを付け、そのページ番号をインデックス欄に記入します。
たとえば「3–4 ウィッシュリスト」「5–6 年間プラン」「7–8 1月マンスリーログ」といった形で、見開き単位で記載しておくと探しやすくなります。
新しいコレクションを作ったタイミングでインデックスを更新する習慣を持つと、後からの検索性が落ちません。
LEUCHTTURM(ロイヒトトゥルム)には、元々2ページ目次が書けるようになっています。
インデックスの書き方バリエーション
基本の方法に加え、インデックスは自分に合ったスタイルで工夫できます。
ページ順に書き足すシンプルな方法
最も基本的なのは、作成したページを順番にインデックスへ書き足す方法です。
初心者でも迷わず実践でき、バレットジャーナルの習慣を定着させやすい特徴があります。
作例
ページ | 項目 |
---|---|
3-4 | Wish list |
5-6 | YEAR PLAN |
7-8 | 1月(マンスリー) |
9-18 | 1月(ウィークリー) |
19-20 | 2月(マンスリー) |
ログとリストを分ける
デイリーログやマンスリーログなど日常の記録と、旅行計画や読書リストといったコレクションを分けて記載する方法もあります。
ノートのインデックスを2列に分けたり、1ページを「ログ専用」、もう1ページを「リスト専用」にすると整理しやすくなります。
作例
1ページ目 ログ
ページ | 項目 |
---|---|
7-8 | 1月(マンスリー) |
9-18 | 1月(ウィークリー) |
19-20 | 2月(マンスリー) |
2ページ目 リスト
ページ | 項目 |
---|---|
3-4 | Wish list |
5-6 | YEAR PLAN |
55 | TRIP PLAN (急に作ったプランリストなど) |
スレッディングで複数ページをつなぐ
同じテーマが複数ページに分散する場合は「5–10, 23, 34–39」といった形で番号を並べて記録します。
こうすることで、ノート全体に散らばった情報をインデックスで一目に確認でき、検索性が高まります。
色分けや記号を使って見やすくする
インデックスの視認性を上げたい場合は、色ペンやマーカーでカテゴリーごとに色分けしたり、記号を使って進行状況を示す方法がおすすめです。
「進行中」「完了」といった状態を記号で付け足せば、インデックス自体が進捗管理のツールにもなります。
よくあるつまずきと解決方法
バレットジャーナルのインデックス運用でよくある悩みは「インデックスがすぐ埋まってしまう」「更新を忘れてしまう」ことです。
ページが足りなくなった場合は、新しいページをインデックスに追加し、元のインデックスに「続きは○ページ」と書き込めば解決できます。
更新を忘れがちな場合は、新しいページを作成した直後にインデックスも同時に書くことをルール化すると続けやすいです。
INDEXの作り方、アイデア
装飾が苦手な方は、マスキングテープや、シールを使ったりしましょう。
SNSでは、「bulletjournal」「index」で検索すると見つけやすいです。
シンプルイズベスト
項目とログを分けて書く。
INDEXのページは、書くことも多いので、シンプルで控えめなデザインにしている人が多いです。
まとめ
バレットジャーナルのインデックスは、ノート全体の情報を整理するための大切な仕組みです。
最初にページを確保しておくだけで、記録の一覧性が高まり、後から探す手間がぐっと減ります。
基本の作り方から始め、自分の生活やライフスタイルに合わせてアレンジすれば、より使いやすい目次になるでしょう。
「バレットジャーナルのインデックスをどう書けばいいのか」と迷っていた人も、今日から取り入れてみることで、ノートの活用度が大きく変わります。
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